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長兄・ルナ。
月夜の薄暗がり色。
月から「ルナ」。
もとオス。
もとデベソ。
猫のわりに人が好きらしい。
3匹のなかで一番人間に馴れ馴れしいヤツ。
バナナ以外は大抵のものを食う。
よくしゃべる。
馬面。
尻尾長さは11cm。
ヒゲ貧弱。
お風呂大好き。
長姉・サン。
ルナとはほんとの兄妹・・・らし
い。
「サン」は太陽。
美人顔。
声も可愛い。
ゆえにオヤジにしょっちゅういじめられている。
唯一長いヒゲを持つ。
鉤尻尾で長さ16cm。
キャットフード以外で食べるのはカニかまぼこと海苔くらい。
生後半年くらいまではよくジャンプしていたが、いまは小太りでそれもオヤジのいじめのネタ。
約1年遅れて今年の梅雨時にウチに来た、末の妹・シン。
「シン」は星の意。
眼が不自由。
声もしわがれ声。
でも肢体は3匹の中で一番優雅。
尻尾もまっすぐ25cm。
長兄ルナのあとをつけましてはおこぼれをかっさらう。
末妹の肢体と長姉の顔、長兄の性格をあわせれば、やっと世間様に通用する「可愛い猫」になるんかな?
まあ、末妹の目と声、長姉の小太りボディ、長兄の悪食をあわせても、オヤジにとっては可愛いんだけどね。
あー、昨日はよく食った。
牡蛎と帆立はホットプレートで焼いてポン酢。
シャコは市場のおじさんの勧めに従って醤油をたらした湯でゆがいてみた。
シャコの茹でかたってむつかしい。
なんせ800円で大ザルいっぱい。
一度に茹でれる鍋が無い。
無理やり突っ込んで茹でた。
ちょっと失敗。でも旨い。
猫どもにもシャコはおすそ分け。
茹でる前のもぞもぞ動いているところも見せてやった。
牡蛎と帆立は完食するも、シャコは半分食べきれずに翌日回し。
サヨリの一夜干しも翌日送り。
オヤジが一番気に入ったのは、一番安価だったナマコ。
小ぶりの活きナマコ(いわゆる赤ナマコか)が10匹はいってて250円。
さばくときのちょっとした不気味感もすぐ慣れる。
薄切りにしてポン酢とすだち。
あー、お酒が進む。いつの間にやらワイン1本と生酒の小瓶が空に・・・。
ん?猫どもが酒を減らしたか?
「もうほかに何か入ってへんのかい?」
俺の名はルナ。
まだ1歳半の若さあふれる雄猫(註:手術により半中性化)だ。
きょうは猫の歯を見せてやるよ。
まず目立つのが上下4本の長い犬歯(猫でも「犬歯」だよな)だ。
おれさまのなんか、見えてるところだけで1.5cmはあるぜ。
奥歯もとがってるだろ?
舌のざらざらは、骨から肉をしゃぶりとるためにあるんだぜ(きっと)。
うわあごのぎざぎざもそうかな?
やっぱ、肉食動物なんだぜ。
今はカボチャやレタスも食うけどよ。
上の前歯が1本、欠けてるだろ?
玩具を齧って引っ張ったときにやっちまったらしい。
ふ・・・。おれさまは遊びのときでも全力でがんばるんだよ。
おいオヤジ、欠けた前歯に赤い矢印付けてんじゃねえ。
(オヤジは、トラやライオン、イヌにもある、くちびるのぎざぎざが何のためにあるのか、が昔からの疑問です。さわるとぷにぷにで楽しい)
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